東京拘置所に拘留されている元日産自動車会長のカルロスゴーン容疑者に注目が集まっています。

報道では、保釈金についても話題になっているようです。

保釈金とは、一般的なイメージとして、『お金持ちだけ保釈されていいな』といったものがあるかもしれません。

しかし、実際はその逆なのです。

簡単に説明しますと、保釈金の目的は、裁判を欠席させないため、であります。

保釈金の特徴としては、同じ犯罪を犯しても、その個人によって保釈金が変わるということです。

つまりは、高額所得者にとって、150万円の保釈金だと、裁判を欠席する可能性があるということです。

ちなみに、保釈金は、実刑になったとしても、ちゃんと裁判に出席していれば返還されるものです。

過去の、ライブドア事件の堀江被告の保釈金は3億円とも言われています。

裁判を欠席した場合に、捨ててもいい金額ですと、保釈金の意味がありませんので、ホリエモン氏の保釈金は高額となるということです。

カルロスゴーン容疑者の場合は、海外に逃亡する恐れがあります。
フランスだけでなく、ブラジルにもゆかりがあるとのことです。

保釈金の性質として、保釈にあたっての裁判官との約束事が提示されます。

逃亡したら保釈金が没収ですよ等々の約束事が交わされます。

カルロスゴーン容疑者の場合は、どのようなことになるかはわかりませんが、もし保釈が許可される場合には、中途半端な金額ではなく、けた違いの保釈金が予想されます。

いずれにしましても、今後のカルロスゴーン容疑者の動向には注目です。
社会的影響が大きい事件であることは間違いありません。

それでは今日はこの辺で。