ホームレスとハウスレス 2016年6月10日 梶岡 博樹 十数年前にホームレスを中学生が襲撃するという痛ましい事件が相次いだ。襲撃を受けたホームレスの方は、「襲撃はやめてほしい。自分の孫のような子ども達に襲われるのはつらい。でも夜中の1時や2時にウロウロしてる中学生は家があっても帰るところがない子供たちではないか。親がいても誰からも心配されていないのではないか。帰るところがない奴らの気持ち、誰からも心配されない奴らの気持ちは自分にはわかるなぁ。」と述べたそうです。 家族がいるか、家があるかの問題ではなく、帰るところがない、心配してくれる人がいないという点では襲う中学生も襲われるホームレスも違いはないのです。 無縁社会が進み現代社会はホームレス化していると言います。ホームレスとハウスレスの意味の違いは大きいと思います。地域の絆のセーフティーネットが重要なことは言うまでもありません。